オズワルドのデザイン
皆さんは「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」というキャラクターを知っていますか?
ディズニー公式サイトから引用
とてもミッキーマウスに似ていますが、実はミッキーマウスがオズワルドに似ているのです。
オズワルドはミッキーより先に生まれたキャラクターで、ミッキーの兄とも言える存在なのですが、配給会社とのトラブルによりオズワルドの権利がユニバーサル・ピクチャーズに奪われてしまいました。その後、ミッキーマウスが誕生しました。オズワルドのデザインを手掛けたのは「アブ・アイワークス」なので、オズワルドとミッキーのデザインが似ているのも納得ですね。
ミッキーの原点だった…悲劇のディズニーキャラ「オズワルド」の物語より引用
権利がユニバーサルに移ったので、USJにディズニーの作ったキャラクターのグッズが販売された面白い時期がありました。
オズワルドの権利がユニバーサルに移った後、ミッキーマウスの登場によりオズワルドの人気は無くなっていきました。ユニバーサルはなんとかオズワルドの人気を保つべく、デザインの変更を重ねていきましたが・・・
ミッキーの原点だった…悲劇のディズニーキャラ「オズワルド」の物語より引用
これがデザイン変更後のオズワルドです。もう原型など無く「最初の画像と同じキャラクターだ」と言われても信じられません。このオズワルドは、ウォルター・ランツがアニメの制作を担当するようになってから変わりました。
(ウォルター・ランツのスタジオは後に、ウッディー・ウッドペッカーを生み出します。)
デザインの変更をするとさらに人気は落ち続け、最終的にアニメーション自体作られなくなり、半世紀以上の時を経て、2006年にオズワルドの権利はディズニーに返されました。
今回のブログを書いて感じた事は、「変えない方がいいデザインもある」ということです。あまりにも大きい変更をしてしまうと、見てくれる人を逆に離してしまうのかもしれない、本来あるデザインも尊重しなければならない、と感じました。
0コメント